北海道で車中泊したい!おすすめスポットや注意点を解説
- レジャー
こんにちは、CARさっぽろです!
北海道は本州に比べて夏が過ごしやすい気候であるとされ、雪が降らない時期に旅行を楽しむ人を多く見かけます。
アクティビティやBBQなどを楽しむ人もたくさんいますが、もうちょっとお手軽に旅行・アウトドアを楽しみたい方には、車の中で横になれる車中泊がおすすめです。
北海道は広い場所が多く、車中泊の場所選びはそれほど難しくありませんが、いくつか注意点もあります。
この記事では、北海道で車中泊を検討している人向けに、おすすめスポットや注意点などを解説します。
北海道と車中泊の相性は良好!
北海道は、47都道府県の中でも圧倒的な面積を誇り、その面積は約83,457平方キロメートルで堂々の1位です。2位の岩手県が約15,279平方キロメートルですから、他の都道府県に比べて圧倒的な広さです。
また、単純に土地が広いというだけでなく、手つかずの自然が残っているところもたくさんあります。
帯広・釧路などの道東に行けば、都会ではなかなか体験できないアクティビティを楽しむこともでき、多くの自治体では天然温泉にも気軽に立ち寄れます。
そして、車を駐車できる場所も多く、道の駅の数はなんと“129”駅となっています!
道央・道南・道東・道北と幅広い地域で見つかるため、トイレ休憩もしやすく、ドライブ中心の旅行には適した環境がそろっているのです。
車中泊についておさらい
ところで、車中泊と聞いて具体的に何をするのか、皆さんはイメージできますか?
車中泊の明確な定義はありませんが、こちらは主に「車の中で寝泊まりをする」行為を指します。
近年では、キャンピングカーだけでなく、様々な車種で車中泊可能なシートアレンジができる車が増えてきました。
軽自動車でさえ、車中泊仕様として売り出される車が登場するなど、車中泊は日本の新たなレジャーの選択肢として浸透しつつあります。
車をテント代わりにすると、ホテルの宿泊費用が浮くだけでなく、ホテルに「場所を縛られない」旅のプランが立てられます。
例えば、根室の納沙布岬から朝日を見たいなら、その近くにある駐車場に車を停めて仮眠し、早朝に起きて写真を撮ることもできるのです。
ご飯はその土地の美味しいものをいただき、トイレは道の駅やその他の施設で借り、お風呂は温泉に入り、洗濯物はコインランドリーで済ませればOK!
この手軽さが、北海道での車中泊を魅力的なものにしているのかもしれません。
北海道で車中泊する際のおすすめスポット
車の中を「寝たりくつろいだりするスポット」と割り切るのであれば、北海道には車中泊できるスポットが数多く存在します。
以下、おすすめスポットをいくつかご紹介します。
車中泊OKの道の駅
意外かもしれませんが、道の駅は基本的に「車中泊NG」となっています。
これは、そもそも道の駅がドライバーの休憩場所として設置されているからで、例えばミニバンのリアゲートを開けた状態でコンロを使って料理するなど、キャンプ的な使い方は認められていないところがほとんどです。
しかし、逆に車中泊を歓迎している道の駅もあり、そのような駅ではルールが詳細に定められていたり、専用ゴミ袋が購入できたりします。
キャンピングカー専用サイトを用意しているところもあるため、北海道で車中泊を検討する際は、まず車中泊OKの道の駅に焦点を絞って旅の予定を立てましょう。
キャンプ場
キャンプ場の中には、キャンプ目的でなく車中泊がしたい人でも、駐車場や設備を利用できるところがあります。
自治体によっては、無料で利用できるキャンプ場もあるため、旅費を節約したい人にはおすすめです。
キャンプ場を利用するメリットとしては、トイレのほかに水道・炊事場などを使える点があげられます。
寝泊まりだけでなく、地元の食べ物を簡単に調理して食べたいという方は、キャンプ場の利用も検討してみましょう。
公共の駐車場(トイレ付)
「人気のスポットが車で埋まってしまい、どうしても車中泊ができない……」という場合は、仮眠できることを優先してスポットを探す方法があります。
最低限、トイレと駐車場さえ見つかれば、食事や飲み物を買い込んで車に積んでおき、そこで夜を明かすことができるでしょう。
もちろん、こちらは車中泊を想定した駐車場ではないため、あくまでも仮眠のために利用します。
また、目的地にたどり着くまでの休憩地点として活用するのもおすすめです。
北海道で車中泊する際の注意点
北海道で車中泊する際は、次のような点に注意しましょう。
●食べ物などのゴミは外に出さない
●車中泊時はアイドリングNG
●寒暖の差を考慮して暖かい装備を整える
北海道にはたくさんの野生動物が生息していて、中にはヒグマのように出会ったら命にかかわる動物もいます。
食べ物などのゴミの臭いを嗅ぎ付け、近くまで動物がやってくる可能性があるため、面倒でもゴミは早めに処分したり、車に積んで自宅まで持ち帰ったりする配慮が必要です。
暑い時期・寒い時期は、車のエアコンが重宝しますが、車中泊時は他の人も仮眠などを目的として駐車場を利用しています。
そこでエンジンをつけっぱなしにしていると、音がうるさくて眠れない人もいるため、車中泊時は基本的にアイドリングNGと覚えておきましょう。
また、北海道で冬場に車中泊を検討している方は、アイドリングせずとも暖を取れるよう、カイロや寝袋などを準備しておきたいところです。
ポータブル電源を持っている場合は、電気毛布などを使うのもよい方法です。
まとめ
広大な北海道では、旅行中に車で移動することが多いため、車中泊ができると旅の自由度が広がります。
キャンプのような楽しみ方は難しいかもしれませんが、車をテント代わりにしてたくさんの場所を巡れると、ホテルを予約する面倒が省けるなどのメリットがあります。
北海道で車中泊スポットを探すのであれば、車中泊が認められている道の駅のほか、キャンプ場やトイレ付の公共駐車場などを利用するとよいでしょう。
ただし、地元住民や周囲の人に迷惑をかけないよう、自然や環境に配慮することは忘れないようにしたいものです。