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北海道の冬、車のバッテリーが上がらないコツとは

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こんにちは CARさっぽろです!

今回は北海道の冬に起こりがちなトラブルの一つ「車のバッテリー上がり」についてご紹介します。

特に北海道の冬を初めて越す新米ドライバーさんが起こしやすい「バッテリー上がり」。
ベテランドライバーであってもちょっとした油断からバッテリーがあがってしまい、ヘルプを求める方が後を絶ちません。
JAFの統計によると、冬期間のバッテリー上がり対応は依頼数全体の3割強に達するそうです。
 
普段あまり意識しないけれど、車を運転するには重要なパーツ「バッテリー」について考えてみましょう。
 

 

自動車には欠かせない「バッテリー」と「バッテリー上がり」

そもそも自動車にとって、「バッテリー」とはどのような役割を果たすのでしょうか。
 
バッテリーは自動車を動かすための「蓄電池」に例えられます。
この蓄電池にたまった電力を使い、車のエンジンを始動させたり、エアコン・オーディオ機器の動作、ライトの点灯など、快適なドライブには欠かせない各機能が使用できるようになります。
 
バッテリーには外部電源から電気を供給するのではなく、車の走行時に生まれた電力を蓄電します。
そのため、「電気系統の使用」>「車の走行時に発生するエネルギー」となるとバッテリーの中の電力は空になってしまいます。
 
この「バッテリー内電力が空の状態」=「バッテリー上がり」です。
バッテリー上がりが起きてしまうと、エンジンの点火すらできません。

 

バッテリーが上がった時の対処法 「ジャンピングスタート」

緊急対策として、ほかの車から一時的に電力を借りる、「ジャンピングスタート」という方法でエンジンをかけ、走行できる状態に戻す方法が知られています。
しかしこのときの充電ではバッテリーを満充電するまでには至りませんので、一定距離以上走行し、改めてバッテリーを充電する必要があります。
 
バッテリーの充電は、平均的な一般道(通常のアスファルト道)を1時間前後も走行すれば、ひとまず満充電できます。
しかし、路面状態やバッテリーの寿命・バッテリー液の状態などにも左右されますので、バッテリーが新品ではなく、走行時間も確保できない場合はガソリンスタンドやカー修理店などで急速充電してもらうのが確実です。
 
充電のための走行中や専門店への移動中には、なるべくエアコンやオーディオなどは最小限にし、途中でエンジンを切らないように気を付けましょう。(途中でエンジンを切ると再度エンジンを始動させる電力が残っておらず、再び走行不能になるおそれがあります)

 

 

冬の北海道では、バッテリーは酷使されている!?

自動車とは切っても切れない「バッテリー」ですが、北海道のような天候の地域では、
ほかの街よりも酷使される可能性が高くなります。
 
たとえば
・暖気運転として始動前に車を温めておく人が多く、エアコンを長時間駆動する
・エアコンの室温も高温で設定する人が多い
・北海道は本州と比較して日没が早いので、ライトをつける時間も長くなりやすい
・雪の日など、昼間からライトを点灯することもあり、そのまま消し忘れるケースも
・バッテリー液が冷えてうまく電力の出し入れが行えない
 
また、カーバッテリーの容量は、気温によって変化します。
イメージとしては、満充電したスマートフォンを寒い悪天候の中で使用したとき、みるみるうちに電力を消耗していき、最終的に動作が悪くなってしまったこと、ありませんか?
カーバッテリーも同様に気温の低い場所ではパフォーマンスが悪くなります。
 
一般的にカーバッテリーを気温20度前後で満充電した状態を100とすると、
・氷点下0度付近で80%
・氷点下20度で50%のパフォーマンス しか得られないといわれています。
 
もちろんこれは新品の状態での比較ですので、古いバッテリーやバッテリー液ではさらにパフォーマンスが低下することが予想されます。
 
この、「パフォーマンス力が低下する中、たくさんの電力を求められる」ことが、北海道でバッテリー上がりが起こりやすい理由なのです。

 

バッテリーをあがらないようにするには?

対策として、冬期間は夏期間よりもさらに無駄な装備はなるべく消し、節電するといった細かな気配りが必要になります。
なお、電気系統の節電はきちんとしているにも関わらず、何度もバッテリー上がりになるようなら、寿命が来ているかもしれません。
 
定期的にバッテリー自体の点検を行い、電圧チェックやバッテリー液の補充を行いましょう。
古くなってしまっている場合は新品のバッテリーに変えることをオススメします。
 
「詳しいことがよくわからない!」という方は、カー用品店によっては電圧チェックなど無料点検も実施しています。
 

経年著しいようであれば新品への交換も検討しましょう。
MF(メンテナンスフリー)と呼ばれ、補充液が不要とされるバッテリーも増えていますのでカー用品店などで相談してみると良いと思います。

 

電気自動車のバッテリー上がり、どう対処する?

近年、注目度が高まっている「電気自動車」や「ハイブリットカー」ですが、こちらもバッテリー上がりはつきものです。

まず、一般的な電気自動車、ハイブリットカーは、自動車一台の中に
・モーター駆動用バッテリー
・補機類用バッテリー
 
この2種類を搭載しています。
 
モーター駆動用バッテリーはその名の通り実際に走行するために必要なモーターを動かすバッテリーであり、定期的に車を動かしていれば、バッテリーが上がりにくいのが特徴です。
 
補機類用バッテリーはガソリン車同様、電気系統の使用時に電力を供給するので、オーディオなど、電気の過剰供給を行うとバッテリー上がりを起こしやすくなります。
 
また、メーカーではモーター駆動用バッテリーはおおむね、2~3か月未使用で「自然放電」すると考えています。そして北海道ではやはりバッテリー容量を最大限活かすことが難しいので、最低1か月に一度は自動車を運転するのがベストです。
 
なお、補機類用バッテリーであれば、「ジャンピングスタート」が可能な車種が多いのに対し、モーター駆動用バッテリーは電圧も高く容量も大きいため、そのほとんどがプロに依頼しなければなりません。
長期出張などあまり運転できない時期がある場合は留意しておいてくださいね。

 

おわりに

北海道ならではのバッテリー事情が、バッテリー上がりの原因につながっていること、お分かりいただけたと思います。
 
冬期間だって快適なドライブをしたい!街乗りだって楽しみたい!
そんな気持ちをバッテリー上がりで台無しにしたくないですよね。
 
日々の節電と愛車に対する気配りで、冬期間も楽しいドライブに出かけてくださいね。