レーダー探知機が「意味ない」と言われる理由と搭載するメリットを解説
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こんにちは、CARさっぽろです!
広くて長い北海道の道路を走る際、安全運転のお守りになるのが「レーダー探知機」ですよね。
しかし、搭載しているのに効果がなかったと考えているドライバーの方も多いのではないでしょうか。
実は、レーダー探知機が「意味ない」機器だと言われるのには、いくつか理由があります。
この記事では、レーダー探知機が「意味ない」と言われる理由に触れつつ、レーダー探知機を搭載するメリットや、選び方のポイントなどを解説します。
レーダー探知機とは
レーダー探知機は、速度取締りで使われる「オービス」などの機器から発せられるレーダー波を探知し、ドライバーに安全運転を促すのを目的として作られています。
市販されているモデルは年々進化を遂げており、近年では次のような機能を備えた商品が多く見られます。
新型オービスへの対応 | レーザー式オービス、移動式オービス(MSSS)といった、新型オービスのレーダーをキャッチできる |
過去のデータによる警告 | 過去の取締ポイントのデータベースをもとに、GPSと連携して音声・ディスプレイ等で取締ポイントに接近すると警告を行う |
安全運転サポート | 通学路やゾーン30のお知らせ、高速道路で逆走してしまった際の警告音など、ドライバーの安全運転をサポートする機能 |
レーダー探知機が「意味ない」と言われる理由
実際に愛車にレーダー探知機を搭載したものの、次のような理由で「意味ない」と感じてしまうドライバーは一定数存在しています。
覆面パトカーに反応しない | 覆面パトカーは、スピードを出しすぎている車と同じ速さで走行しながら計測する「ストップメーター」を使用しているため、レーダー探知機が探知できない |
誤報が多い | 自動ドア、他車の運転支援システムなどの影響を受け、取締りと無関係の電波に反応してしまう |
警報が鳴ったと同時に検挙 | あまりにも速度を出しすぎていて、警報が鳴ってもすぐに減速できず、結果として検挙されてしまう |
レーダー探知機は、あくまでもスピードの出しすぎを防ぐための装備であって、100%取締りを避けるためのものではない点に注意が必要です。
レーダー探知機を搭載するメリット
正しい使い方を理解して、最新機能が備わったものを選べば、レーダー探知機は安全運転に貢献します。
以下、主なメリットをいくつかご紹介します。
ドライバーの注意を促す
レーダー探知機から警報が不定期に鳴ることで、ドライバーの漫然な運転を予防し、結果的に安全運転を促す効果が期待できます。
人間である以上、ドライバーは無意識のうちに速度超過してしまうリスクがあるため、警報を気に掛ける習慣がスピードの出しすぎを防いでくれるでしょう。
オービス検知以外の機能、例えば事故が起こりやすいポイントを教えてくれるモデルなら、より安全運転への意識を高められるはずです。
反則金の支払いや免停のリスクを減らせる
レーダー探知機を取り付けて、普段からスピードを出しすぎないよう注意していると、反則金の支払いや免停のリスクを減らすことにつながります。
スピード違反をしてしまうと、速度超過の内容によって点数が引かれるだけでなく、反則金も支払わなければなりません。
また、30km以上の速度超過をしてしまうと、6ヶ月の懲役または10万円以下の罰金となり、免許停止(免停)となってしまいます。
安全運転をしていれば支払う必要がなかったお金が飛んでいくだけでなく、運転免許センターに出頭したり、停止処分者講習を受けたりと、時間的な負担も生じます。
このような金銭的・時間的負担を減らすため、愛車にレーダー探知機を搭載するのは、ドライバーとして賢明な判断といえるかもしれません。
レーダー探知機が「意味ない」かどうか診断しよう!
レーダー探知機の必要性は、ドライバーが普段どのような場所を、どのくらいの頻度で運転するのかによって変わってきます。
自分がレーダー探知機を取り付けるべきかどうか迷ったら、次の質問に答えてから判断することをおすすめします。
質問①:高速道路やバイパスを月に1回以上利用しますか?
Yesの方:質問②へ
Noの方:質問③へ
質問②:旅行などで、よく知らない土地へ車で出かける機会が年に数回ありますか?
Yesの方:Aタイプ
Noの方:Bタイプ
質問③:毎日の運転経路は決まっていますか?買い物・通勤など用途は限定されていますか?
Yesの方:質問④へ
Noの方:Bタイプ
質問④:これまでの運転でヒヤッとした経験や、いつの間にか速度超過していた経験はありますか?
Yesの方:Cタイプ
Noの方:Dタイプ
タイプ別解説
Aタイプ | 速度が出やすい道を走るだけでなく、取締りに遭遇する機会も多いことが予想されます。 最新機能が搭載されたレーダー探知機の搭載をおすすめします。 |
Bタイプ | 高速道路でつい油断して、速度が出すぎてしまう可能性があります。 予期せぬリスクを避けるため、レーダー探知機を搭載すると安心です。 |
Cタイプ | 走り慣れた道でも、歩行者や周囲への配慮を怠らないよう、いわゆる「お守り」として搭載することをおすすめします。 |
Dタイプ | 現段階では、それほど導入の必要性はありません。 ただし、万一に備えたいのであれば、搭載する価値はあります。 |
レーダー探知機を選ぶ際のポイント
レーダー探知機を選ぶ際は、次のポイントを意識して商品を選びましょう。
最新型であること
レーザーやMSSSなど、近年のトレンドを押さえた機能が備わっている機種を選びましょう。
古いモデルを選ぶと、十分な効果が期待できない場合があります。
GPSデータの更新頻度が高いこと
取締りが行われているポイントは変化するため、できる限り最新の情報が更新されている必要があります。
よって、GPSデータの更新頻度が高いものを探すことが大切です。
可能であれば、ドライバーの操作負担が軽いものを選びたいところです。
誤報対策がなされていること
各メーカーでは、何らかの形で誤報対策を実施しています。
- 自動販売機による誤報の挙動チェック
- 前方に車がいる状態での誤報の挙動チェック
- 誤報のキャンセルポイントの登録 など
上記以外も含め、誤報対策が充実しているものを選びましょう。
その他のポイント
レーダー探知機の形状は、車内で邪魔にならないよう機器を搭載する上で重要なポイントです。
ダッシュボードに置くだけでOKの「ワンボディ型」、純正ルームミラーにかぶせる「ミラー型」のほか、アンテナと表示部が分かれている「セパレート型」もあるため、自分の好みに応じて選びましょう。
エンジンの状態や燃費など、車両情報も確認したい場合は、OBDⅡアダプターが接続できるモデルが必要です。
まとめ
レーダー探知機は、スピード違反を逃れるための装置として活用するものではありません。
取締りや運転中の様々な危険に備えつつ、普段の安全運転励行を助けるための機器として活用するのが正解です。
万一の「うっかり」や、ヒヤリとする体験を少しでも減らす上で、レーダー探知機の警報は役立ちます。
旅行・出張などで、高速道路や慣れない道を運転する機会が多い方は、この記事を契機に導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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