冬ワイパーの疑問点|ゴム交換や立てる理由・交換時期などを解説
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こんにちは、CARさっぽろです!
北海道は、11月にもなれば雪対策が必要になりますが、冬ワイパー、交換していますか?
この冬ワイパー、毎年ゴム交換をしている人、駐車時は積雪に備えて立てている人など、普段の取り扱い方法がドライバーによって分かれます。
また、同じワイパーを使い続けるのはNGで、適切な交換時期にゴムやワイパー本体の交換も必要です。
この記事では、そんな何かと疑問が多い「冬ワイパー」について解説します。
冬ワイパーとゴム交換について

冬ワイパーは、雪や雨などの汚れを拭き取るゴム部分と、車に装着するブレード部分で構成されています。
このうち、ゴムはブレードに比べて劣化しやすいため、半年(1シーズン)を目安に交換が必要とされます。
かつては、雪による詰まりや凍結によりフロントガラスが拭けなくなるのを防ぐため、ブレードとゴムが一体式になっている商品が一般的でした。
しかし、近年では本体のストッパー(ふた)を外すことでゴムを交換できるような商品が増えてきており、ゴムだけを引き出したり差し込んだりできるようになりました。
冬ワイパーのゴム交換手順
商品によって多少の違いは見られますが、一般的な冬ワイパーのゴム交換手順は以下の通りです。
- ブレードのストッパーを外し、古いゴムを取り外す
- 新しいゴムをブレードに差し込む
- ブレードのゴムのストッパーを取り付ける
愛車で使用しているワイパーのサイズやメーカーに応じて、交換用のゴムの種類は変わってきます。
よって、カー用品店でマッチするものがあるかどうか確認するほか、ディーラー等で正規品を購入すると安心です。
ちなみに、別途工賃はかかりますが、メンテナンスをサービススタッフにお願いすることもできます。
冬ワイパーを立てる理由とは

北海道など、冬に雪が降る地域では、ワイパーを立てた状態で駐車している車をよく見かけます。
これは、ワイパーが「フロントガラスに張り付いたまま凍結して動かなくなる」のを防ぐのが主な理由です。
もし、ワイパーを立てずに青空駐車していると、高確率でワイパーのゴムがフロントガラスからはがれなくなってしまうため、エンジンをかけてすぐ動かそうとしても動かなくなります。
動かせたとしても、ゴムに強い力がかかって変形してしまったり、ワイパーを装着している車の部品「ワイパーアーム」が曲がってしまったりと、何らかの不具合が生じてしまう可能性があります。
車に積もった雪をかく際に、凍り付いたワイパーが邪魔をしてしまうことも珍しくありません。
このような理由から、冬場にワイパーを上げて駐車しているドライバーが多いのです。
冬ワイパーを立てて駐車することのデメリット
除雪や運転のしやすさといった点から考えると、冬にワイパーを立てて駐車することはメリットが大きいように思えます。
しかし、次のようなデメリットもあるため、冬場の駐車時は注意が必要です。
- 屋根からの落雪でワイパーが折れてしまう
- 除雪時に手がワイパーに当たってケガをしてしまう
- 強風などでワイパーが倒れた際、フロントガラスに傷が付いてしまう
冬ワイパーを立てるのを忘れたら
冬ワイパーを立てるのを忘れて、ワイパーがフロントガラスに張り付いてしまった場合は、エンジンをかけて温風をフロントガラスに当てます。
車が暖まるにつれて解凍されていくので、しばらく待ってからワイパーを動かすことをおすすめします。
急いでいる場合は、解氷スプレーを使用すると、スプレーするだけで氷を解かすことができます。
ちなみに、急いでいるからといって、フロントガラスにお湯をかけるのはやめましょう。
急激に暖められることによって、フロントガラスやワイパーのゴムが破損するリスクがあります。
冬ワイパーの交換時期

夏ワイパーから冬ワイパーに交換する適切な時期は、本格的な降雪シーズンに入る前です。
例年11月上旬に初雪を観測する場所なら、11月頭には交換しておくと安心です。
北海道でも、道北・道東のように10月から寒さが厳しくなる地域は、10月中旬~下旬を目安に交換するのもよいでしょう。
可能であれば、スタッドレスタイヤ(冬タイヤ)の交換時期に、一緒に交換するのが理想です。
まとめ
雪が降る地域では、早めに冬ワイパーに交換しておくと、急な降雪に備えられます。
ゴム交換が可能なワイパーの場合、秋になったらカー用品店などで替えのゴムを探して、すぐに交換できるようにしておきましょう。
降雪が厳しい時期は、駐車時に冬ワイパーを立てるよう習慣づけておくと、雪かきや発進がスムーズです。
天気予報で例年の気温、初雪の時期を確認しながら、忘れずに交換することが大切です。
