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車の下回り錆止め(アンダーコート)は必要?メリットや費用の目安などを解説

  • 車メンテナンス

 

こんにちは、CARさっぽろです!

 

北海道は、総じて湿度が低く過ごしやすい……なんて言われたのはもう過去の話。

 

近年では蝦夷梅雨や猛暑、豪雪など、厳しい天候の中で車を走らせることも珍しくありません。

 

そんな過酷な環境で車を走らせるにあたり、車の下回りの錆止め(アンダーコート)は、愛車の寿命を延ばし、価値を維持するために重要なメンテナンスです。

 

この記事では、車の下回りを錆止めする必要性について、具体的なメリット、依頼先ごとの費用目安など幅広い観点から解説します。

 

 

車の下回りに錆止めをするメリット

 

 

日常的に車を走らせる中で、下回りの不具合に意識を向ける機会は少ないかもしれません。

 

しかし、車の下回りの錆止めをしっかり行っていると、次のようなメリットがあります。

 

腐食防止による安全性の確保

 

防錆塗装で下回りを強化しておくと、マフラーや車体を支えるフレームといった重要箇所を腐食から守り、車が安全に走れる期間を延ばすことにつながります。

 

車の下回りは、路面からの飛び石によって傷つくリスクが高く、水や泥などによる汚れもつきやすい場所です。

 

北海道の場合は、冬場の道路に撒かれる融雪剤(塩化カルシウム)や、沿岸地域の潮風に含まれる塩分なども、下回りを腐食させる大きな理由となります。

 

錆の進行を放置すると、下回りの金属パーツは次第に脆くなり、マフラーが排気漏れを起こしたり、走行中にパーツが脱落したりと、これ以上愛車を走らせることができない状況にまで悪化するおそれがあります。

 

当然、このような故障を修理するとなれば、費用も高額になり、結果的に車を買い替えた方が安い、ということにもなりかねません。

 

売却時の査定額維持

 

将来的に中古車の売却を予定している場合、下回りの錆をケアしているかどうかは、売却時の査定価格に大きく影響します。

 

整備記録簿で定期的なメンテナンスを受けており、防錆のため錆止めを行っている履歴がある車は、前オーナーが大切に乗っていた証拠となり、査定額の減額要素を減らせます。

 

下回り表面に薄く錆が見つかる程度なら、査定に大きな影響をもたらすリスクは低いものの、錆が進行して塗装が浮き上がる、金属が膨らむなどの症状がみられる場合、査定額に悪影響をもたらすのは避けられません。

 

さらに腐食が進み、パーツに穴が開いてしまっている場合は、構造上の強度そのものに悪影響を及ぼしているため、購入してもらえても査定額は非常に低くなることが予想されます。

 

 

【条件別】車の下回り錆止めは必要?判定チェックリスト

 

 

お住いの地域や車の使い方によって、必要性の度合いは大きく変わります。

 

「自分の車にも錆止めは必要なのだろうか」と迷ったら、以下のチェックリストを参考に、必要度を確認してみてください。

 

居住地やライフスタイル 必要度 理由と対策
降雪地域に居住、またはウインタースポーツで雪道を頻繁に走る 高(必須級) 大量に散布される融雪剤(塩化カルシウム)による塩害で、下回りがボロボロになるリスクが極めて高いため、新車時や冬前の施工は必須レベル。
海沿いの地域(沿岸部)に居住、または頻繁にドライブに行く 高(必須級) 潮風に含まれる塩分が日常的に車体に付着するため、季節を問わず錆が進行しやすい。ボディのケアと併せて対策をしっかり行うこと
高速道路を頻繁に利用する 中〜高 高速道路は冬場の凍結防止策として融雪剤が特に多く撒かれ、雪が降らない地域に住んでいても対策をした方が安心できる
非降雪地域に住み、週末の街乗りや買い物中心 低〜中 塩害のリスクは低いため、定期的な洗車や車検時の簡易的なケアで十分と考えられるが、同じ車に長く乗っていたいならケアしたいところ

 

 

どこに頼む?下回り錆止め|お店別の費用・特徴比較

 

 

一口に車の錆止めといっても、施工をお願いできるお店はたくさんあります。

 

以下、主なお店別の費用や特徴をまとめました。

 

依頼先 費用目安 持続期間 特徴とメリット・デメリット
自動車ディーラー 約12,000円
〜40,000円以上
約1〜2年 信頼性が高く確実な施工が魅力。費用は車のサイズ次第で高くなる。
大型カー用品店 約7,000円
〜10,000円以上
約1年 リーズナブルで当日施工の相談もしやすい。部分施工を受け付けているところもある。施工範囲が限定されるケースも。
専門店・整備工場 約45,000円
〜240,000円以上
約5〜10年 高性能な防錆剤を使用し、プランによっては下回りだけでなくドア回り、エンジンルームなども施工するため長持ち。ただし料金は高額になる。
DIY(自己施工) 約3,000円
〜7,000円
数ヶ月〜1年程度
※(施工技術にも影響される)
最も安価に抑えられる反面、ジャッキアップとリジッドラックを併用するなど安全対策が必須で、風通しの良い安全な場所を探すのも大変な場合が多い。

 

どれを選ぶべきかについては、これといった正解はありませんが、第一に考えたいのは「その愛車といつまで乗り続けるつもりなのか」という点です。

 

定期的に買い替えを検討している場合は、大型カー用品店でシーズンごとに施工でもよいかもしれません。

 

しかし、乗りつぶすつもりなら、専門技術を持った整備工場に依頼した方が、かえって安上がりかもしれません。

 

 

車の下回り錆止めを行うベストなタイミング

 

 

下回り防錆の効果を最大限に引き出すためには、施工のタイミングが重要です。

 

一般的には「新車購入時」や「車検時」に同時施工するケースが多くみられますが、こんな時期にもおすすめです。

 

  • 中古車を購入してすぐのタイミング
  • 梅雨から夏場に入る前のGW後
  • 融雪剤が撒かれる前の秋の時期(寒冷地)

 

特に中古車の場合、これまでのオーナーがどんな環境で車を運転してきたのか、どういうメンテナンスをしていたのかが分かりにくいため、まずは下回りの錆止めを「やっていない」ものと考えて施工するのが安心です。

 

すでに下回りが錆びている場合の対処法

 

購入時点で、すでに下回りに錆が出てしまっている車の場合でも、あきらめる必要はありません。

 

近年登場している防錆スプレーや薬剤の中には、すでに発生した赤錆(腐食を広げる錆)の進行を止め、酸素や水分の侵入を防ぐ保護膜的な役割を担う「黒錆」へと化学的に転換させる技術を用いた製品がたくさんあります。

 

現在乗っている車のサビが気になる場合は、一人で悩まず、身近な頼れるお店に相談してみましょう。

 

 

まとめ

 

車の下回り錆止め(アンダーコート)は、見えない場所だからこそ、丁寧にケアしておきたいポイントです。

 

ちょっとの時間で施工するだけで、将来にわたり大きな下回りの故障リスクを減らすことにつながります。

 

これまで一度も車の下回りをチェックしたことがない方は、ディーラーでの定期点検や、ガソリンスタンドでの洗車のタイミングなどで、一度確認してもらってはいかがでしょうか。