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北海道って運転マナーが悪いの?北海道ドライバーあるあるとは?

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北海道で運転をしていて、「え?これってマナー違反じゃないの?」とか「交通ルールぎりぎりで危ない!」といった運転を見かけることはありませんか?
 
自分は安全運転なのに、危ない目に遭ったという人も少なくないはず。
 
また、道外から転勤してきた人の中には「北海道独自ルールなの?」「かなり焦った・・・」という話も残念ながらよく耳にします。
 
もちろん北海道には優良ドライバーもいっぱいいます。でも、北海道を愛する一人として、どんな方にも北海道ドライブを楽しんで 欲しい!もちろん家族や友人なども無意味な事故に巻き込まれて欲しくない!
 
そんな気持ちから北海道をドライブするときに、ありがちな運転と気をつけたい点についてお伝えします!
 
運転席

北海道で起きがちな悪いマナー・ワースト4

悪く見えるマナーといえば、以下の代表的な4つに対して「危険・不快」という感想を持たれるようです。
 
あなたや周りの方の運転には、こんなところはありませんか?「わかってるよ!」と言わずにもう一度考えてみましょう。
 

1)泣く子も黙る車線変更時のノーウィンカー

北海道は広い道の道路が多くドライブも快適です。
 
しかしその分、街中では車線の端が路駐で埋まっていることもあり、問題の急な車線変更が起きやすく、慣れない人からすると無法地帯に見えるのかも知れません。

 

ノーウィンカーで起きる負の連鎖

前の車が急な車線変更をした → 避けようとして後ろの車も車線変更または急ブレーキといった負の連鎖も起きます。
 
ウインカーの使用が遅い、またはウインカーそのものを使用しない人がいます。ウィンカーを出さなくともハンドルを切れば、車は左右に動けますが、あくまでウインカーは「合図」です。自分の車の進行方法を周囲に伝える重要なものという働きをもう一度自覚しましょう!
 

2)どれだけ急いでいるの?黄色も「進め?」

都市部では全国的に多いらしい「黄色も進め」ですが、北海道も例外ではありません。
 
黄色になったとき交差点に進入していない車はもちろん「止まれ」ですが、勢いで前の車について行こうとする車がいます。
 
その結果、対向車線の交差点で右折できないまま信号が変わってしまい、青になった横列の車にクラクションを鳴らされるといった光景見たことありませんか?
 
次の青まで待っていられない右折車は赤でも当然のように右折を始めその交差点全体の機能を低下します。
 
一人の無理な運転から始まる全体への大きな悪影響へと波紋のように広がっていきます。
 
大切なのでもう一度。「交差点に進入する前で、黄色になったら止まれ!」ですよ。
 

3)わがままか!割り込みするけど割り込まれ禁止!

車間がちょっとでもあると、その車間を縫うように走行する車がいます。
 
割り込まれた方は驚くのでブレーキを踏んで減速します。急ブレーキを見た後続の車もブレーキを踏み込まないにしてもブレーキランプがつくかも知れません。
 
危険察知をした後続の車もまた・・・のようにここでもまた連鎖的に全体の運行が滞る原因を生んでいます。
 
自身はスイスイ進んでいるように感じますが、実は渋滞のもとになっていることを想像してほしいですね。また、郊外では割り込まれないように前の車についていく人も多いようです。
 
譲り合いの気持ちと無理な車線変更を行わないことは安全運転の基本です。
 

4)郊外での風物詩「無理な追い越し」or「煽り(あおり)」

郊外に出ると、高速道路並みにスピードを上げている車も珍しくありません。
 
法定速度でまともに走行している車が連なった場合、その最後尾の車をあおり「いかにも、お前が先に抜け」といわんばかりの運転を行い、最終的には2台以上の車をごぼう抜き。
 
その先に待っているのは対向車との追突事故…といった最悪のシナリオかも知れません。
 
「あおられた!」と感じると、むきになったり、必要以上に焦ったりするので、スピードを上げ車間を詰めがちではありますが、自身は法定速度の中で走行し、追い越し禁止エリア以外では車間距離を広くとり、後続車に道を譲る方が安心です。
 
運転マナー
 

北海道で悪いマナーが生まれる原因の一つ「広大な大地」

こうしてまとめてみると北海道での運転マナーが良くないといわれる代表的な原因には共通点があるようです。
 
それは「広大な大地で運転をすること」。
 
市街地でも道幅が広く、路側帯がまるで1本の車線に見えるエリアもあるくらいです。道幅が広いから一台くらい車を停めてもいい、この車間ならもう一台走れるといった意識でしょう。
 
郊外に広がる広大な景色を見ながら、スピードを感じて走行するのは気持ちがよいものです。北海道では遠方の都市を回ろうとすると半日がかりで移動をすることも珍しくありません。
 
長距離運転のストレスや、仕事の移動の場合は到着する期限があることなどから「少しでも早く車を降りたい!」「早く現地につきたい!」といった気持ちもあるでしょう。
 
でも!でもです。だからといって無謀な運転は渋滞や事故の元です。
 

北海道の運転あるあるが生まれる原因の一つ「想像力の欠如」

ここ10年で見ると減少傾向にあるとはいえ北海道での交通事故での死者は昨年で177人もいます。
北海道警察「交通事故発生状況」より
 
177人を(なんだ意外と少ないなそんなものかー)と思いますか?
 
この人数は病気でも天災でもありません、避けられたはずの死です。そう思うと決して少なくないと思いませんか?
 
最後に、こう言った自分勝手な運転をする最大の原因は、自分がこう走ったあと、後続車はどうなってしまうだろう?という想像力の欠如かと思います。
 
正直、私も気づいたらスピードが出ていた・・・なんてことがないとは言いません。
 
だからこそ自戒を込めて、車ライフには最高のこの北海道でのドライブを一緒に安全に気持ち良く楽しみましょう!