中古車の選び方を運転初心者向けに解説|押さえておきたいポイントを紹介
- 中古車選び
こんにちは、CARさっぽろです!
自動車運転免許を取得したばかりで、車を購入する予算が限られている運転初心者の方にとって、新車より安価に購入しやすい中古車は心強い味方です。
しかし、せっかく購入するなら長く乗り続けたいと考える方も多いはず。
限られた予算の範囲で自分が納得できる中古車を選ぶためには、予算やランニングコストはもちろん、保証の有無や走行距離、年式、外装・内装、整備状況、事故歴など、複数のポイントをチェックする必要があります。
そこで、この記事では、中古車の選び方で“必ず”押さえておきたいポイントを厳選し、運転初心者の方でも分かりやすいように解説します。
初心者の中古車の選び方①|お金のポイント
中古車を購入する際、車の価格を気にする人は多いかもしれませんが、購入した後はランニングコストもかかります。
購入時と購入後の「お金」についてきちんと考えることが、後悔のない中古車購入につながるため、運転初心者は以下のポイントを押さえておきましょう。
中古車購入時は「予算」を明確に
中古車は、総じて新車より安い価格のものを多く見かけます。
しかし、安さを理由に「多少予算をオーバーしても欲しい車に乗りたい」などと考えて、予算を明確に決めないまま購入するのは危険です。
例えば、車を購入するための予算が50万円だった場合、70万円の車を購入しようとすると、残りの20万円を貯金から切り崩すか、またはローンを組むか検討する必要があります。
カーローンを組む場合、年収や現在の借金の状況に応じて審査の難易度が変わってくるため、審査に通らない可能性も十分考えられます。
よって、中古車購入時は、予算の上限を超えない車を選ぶ意識を強く持ちましょう。
ランニングコストは「試算」すると安心
中古車は、購入してからもランニングコスト(維持費)が発生します。
一般的に、次のような費用を定期的に支払いながら、ドライバーは車に乗り続けることになります。
- 自動車保険料(自賠責保険・任意保険)
- 自動車税(軽自動車税)や自動車重量税などの税金
- 車検・法定点検などのメンテナンス費用
- ガソリン代
- 駐車場代 など
運転初心者にとって、上記のコストがどのくらいになるのかを正確に予想するのは、決して簡単ではありません。
そのため、中古車販売店の担当者に確認したり、保険会社Webサイトの試算ツールを利用したりして、事前に金額のシミュレーションを行ってから購入することをおすすめします。
保証は期間・内容をチェック
中古車の保証とは、一般的な運転で故障・トラブルなどが発生した場合に、販売店や保証会社が修理費用を負担してくれるサービスです。
保証がある中古車を購入した場合、例えば購入後すぐに足回りの不具合が見つかったとしても、無料または格安で修理してもらえます。
ただし、保証内容は販売店が対応するものや保証会社の保証プランなどによって異なるため、保証をプラスする場合は次の点に注意しましょう。
- 保証期間(期間、または距離の長い保証が付いているものを選ぶと安心)
- 保証内容(保証される部位や、修理にお金が発生するケースなどを確認)
初心者の中古車の選び方②|車のポイント
運転初心者の方が、自力でエンジンルームや足回りといった専門的な箇所を確認し、状態を正確に把握するのは難しいものと考えられます。
そこで、初めての中古車選びでは、以下のポイントに注目して選ぶことをおすすめします。
<h3>欲しい車の条件を詳しく決める</h3>
用途や使い勝手を考慮せず、予算だけを重視して選ぶと、購入してから後悔するリスクが高まります。
運転初心者の場合、次のような点を十分に検討すると、後悔のない車選びを実現できるでしょう。
- 目的(通勤・通学で使用するのか、乗車人数は最大何人なのか、など)
- 車種(軽自動車、SUV、ミニバン、など)
- 安全装備(ABS、横滑り防止装置、など)
例えば、通勤目的で購入するのに、ミニバンのような大きな車種を選ぶと、かえって運転がしにくいと感じてしまうかもしれません。
また、冬道でのブレーキなどでタイヤがロックされるのを防ぐABS(アンチブレーキングシステム)、走行安定性を保つ横滑り防止機能などが搭載された車を選べば、事故に遭遇するリスクを減らすことにつながります。
車の状態確認(現車確認)
近年ではWebで中古車情報をチェックできるようになりましたが、車の詳細を確認するのであれば、やはり現地での状態確認(現車確認)は欠かせません。
最低限、次のようなポイントは必ず確認し、不明点があれば中古車販売店に聞いてみましょう。
- 走行距離(一般的に「走行距離が短い方」が状態は良いとされる)
- 年式(一般的に「初度登録年度が新しい」方が状態は良いとされる)
- 外装(擦り傷や汚れ、サビなどがないかどうか確認する)
- 内装(シートのシミや車内のニオイ、傷などを確認する)
- 整備記録簿(どこで整備を受けたのか、定期的にメンテナンスされてきたのか確認する)
- 事故歴(事故歴がない車を選ぶと安心)
整備記録簿に関しては、運転初心者が一つひとつの項目を読み込んでも、分からないところが出てくるかもしれません。
そこでおすすめなのが、整備記録簿下部に記載・捺印がある、整備工場の情報を確認することです。
例えば、地方運輸局長から自動車の分解整備事業を認証された「認証工場」の場合、【00-01234】といった番号の記載があり、過去のオーナーが信頼できる工場で整備を受けていたことが分かります。
試乗できればさせてもらう
見た目や書類上は問題ないと思っていても、実際に運転してみて違和感を覚える可能性があるため、自分が運転しやすい車かどうか確認するには「試乗」をお願いすることも大切です。
ハンドルのきりやすさ、ブレーキの利き、運転席からの目線などに着目し、操作感に問題がないことを確認してから購入すると、後悔するリスクを大幅に下げられます。
初心者の中古車の選び方③|お店のポイント
運転初心者が中古車を選ぶにあたり、もう一つ重要なポイントにあげられるのが、お店の情報を調べることです。
事前に店舗情報をWebで検索して、良い評判が多く見つかるお店や、初めて中古車を購入する人に優しいお店などを探してみるとよいでしょう。
加えて、中古車保証の内容など、購入後のサポート体制についても調べておくと安心です。
まとめ
運転初心者が中古車を購入する場合、お金、車、お店の3つのポイントを押さえた上で、納得のいく車を選ぶことが大切です。
予算をオーバーしてしまうと、その後のランニングコストの支払いにも負担がかかりますし、保証がなければ予期せぬ故障で大きな出費が生まれるおそれがあります。
また、安心して乗れそうな中古車を探すには、安全装置や車の状態を確認するだけでなく、実際に試乗して乗り心地を確かめることも重要です。
どうしても車選びに不安を感じてしまう場合は、信頼できそうなお店を探した方が、疑問点を解消しつつ良い買い物ができるはずです。