シートヒーターを後付けする価値はある?「いらない」派の意見も解説
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こんにちは、CARさっぽろです!
厳しい北海道の冬、暖房が効き始めるまでの寒さを少しでも緩和したい人にとっては、シートヒーターがあるとうれしいですよね。
ただ、すべての中古車にシートヒーターがついているとは限らないため、車種によっては後付けが必要なことも。
実際のところ、後付けするくらいなら、シートヒーターはいらないと考えるドライバーも少なくないようです。
この記事では、冬に備えて中古車にシートヒーターを後付けすべきかどうか、いらない派の意見も踏まえ解説します。
シートヒーターって後付けできるの?

標準装備されていない車種の場合でも、シートヒーターは後付けが可能なアクセサリーです。
スイッチを押すだけでシートが暖まるという構造から、多くの人は「シート内に大がかりな暖房装置を取り付ける」必要があると考えがちですが、手軽に装着できるタイプの後付け商品も数多く存在します。
よって、気に入った中古車にシートヒーターが装備されていなかったとしても、必要なら後付けできます。
後付けできるシートヒーターの種類
後付けが可能なシートヒーターは、大きく分けて以下の2種類に分かれます。
| シートカバータイプ | ●シートカバー状になっていて、シートの上にかけてベルトなどで固定して使う ●手軽に装着でき、シガーソケットやUSBを介して給電するタイプの商品が多い |
| シート内部取付タイプ | ●シートの内側にヒーターを取り付けるタイプ ●車内のインテリアを違和感なく保てるが、車種によっては取り付けが難しい |
また、それぞれの具体的な違いは以下の通りです。
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特徴 |
シートカバータイプ |
シート内部取付タイプ |
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費用感 |
3,000円~10,000円 |
30,000円~60,000円 |
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見た目 |
後付けしているのが分かる |
純正とほぼ変わらない |
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施工時間 |
取り付けだけなら「数分」程度 |
業者に依頼して「数日」かかる |
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おすすめの人 |
コスパ重視の人 |
ずっと同じ車に乗りたい人 インテリアが気になる人 |
| 特徴 | シートカバータイプ | シート内部取付タイプ |
|---|---|---|
| 費用感 | 3,000円~10,000円 | 30,000円~60,000円 |
| 見た目 | 後付けしているのが分かる | 純正とほぼ変わらない |
| 施工時間 | 取り付けだけなら「数分」程度 | 業者に依頼して「数日」かかる |
| おすすめの人 | コスパ重視の人 | ずっと同じ車に乗りたい人 インテリアが気になる人 |
【北海道民目線】シートヒーター後付けのメリット

寒い時期の運転では、エンジンが暖まるまで暖気に時間がかかりますし、空気が乾燥してしまうこともあります。
しかし、シートヒーターを使えば、こういった暖房の不便を大幅に緩和してくれます。
即暖性に優れる
一般的なシートヒーターは、シート内部に電熱線があり、それを電力によって発熱させてシートを暖める構造になっています。
これは、シート自体に搭載されているタイプだけでなく、後付けのものも同様です。
よって、車内が暖まるまで待ち続けることなく、すぐに暖かく過ごすことができます。
急ぎの場合でも、背中とお尻が暖まった状態で運転を開始できるため、運転中に厚着したくない人でも安心です。
同乗者に配慮できる
車内の快適な温度は、ドライバー・同乗者の感覚によって異なるため、車に乗っている全員にとって好ましい温度を保つのは難しいでしょう。
しかし、シートヒーターがあれば、前・後部座席それぞれで温度調整ができます。
例えば、ドライバーが暑いと感じて設定温度を落とした場合、寒がりの人はシートヒーターで身体を暖められます。
意外な使い方として、夏場にあえてシートヒーターを使い、身体の内側を冷やさないようにしている人もいるようです。
腰痛対策になる
個人差はありますが、シートヒーターが腰痛の症状を軽減するといった意見もあるようです。
ヒーターで身体をじんわり暖めることで、血行促進・疲労軽減につながる効果が期待できます。
重度の腰痛だったという人が、シートヒーターによって腰を暖めるようになってから、もう手放せなくなったと話す例もあります。
何となく腰に不安を抱えている方なら、一度検討してみる価値はあるでしょう。
シートヒーターは「いらない」派の意見

シートヒーターは、冬場の運転においてたくさんのメリットがあります。
その一方で、次のような理由から、シートヒーターは「いらない」と話す人も一定数存在しています。
あえて使う必要がない
北海道で運転する場合、暖かい車内から降りてすぐ、寒い外へ出る機会が多く見られます。
そのような事情もあり、車の乗降時の都度着替えるのは面倒で、防寒着を着たまま運転する人も珍しくありません。
当然、着こんで運転している分だけ身体も暖かくなりますから、あえてシートヒーターを使う必要がないという意見が聞かれるのも無理はないでしょう。
ただし、運転に支障をきたすようであれば、上着を脱いでシートヒーターで身体を暖めた方が安心できるはずです。
バッテリーに負担がかかるのが心配
シートヒーターは電力によって熱を生む仕組みになっており、バッテリーからの電力供給が必要です。
冬場はバッテリーが上がりやすいため、その点を不安に感じている人もいるようです。
しかし、そもそもシートヒーターは使用電力が少ない商品が多く、シガーソケットからの電力供給で十分まかなえます。
商品によっては、40W(ヘッドライト1個分)程度で済むものもあります。
一方、エアコンを入れて強力に暖房を入れている場合、その分燃費も悪くなります。
むしろ暖房はほどほどにして、シートヒーターで暖をとった方が経済的なケースも多いのです。
見た目が悪くなる
いくら暖かいとはいえ、デザインが奇抜な商品だと、使うのをためらってしまうかもしれません。
この点に関しては、愛車のシートの色と同じ、またはツートンで映えるような色を選べば解決します。
車種やシートの構造上問題がなければ、シートの内側にヒーターを取り付けることも検討できるでしょう。
まとめ
シートヒーターのある車は、冬の寒い時期を乗り切る上で大いに役立ってくれます。
同乗者にも配慮でき、腰痛対策に利用する選択肢も生まれるため、北海道で運転するなら搭載したい機能です。
もし、北海道で冬場に中古車を選ぶ予定がある場合は、シートヒーターが搭載されている車種かどうか確認することをおすすめします。
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